れむろぐ
場面緘黙症

場面緘黙症になって苦労したこと&デメリットをまとめてみた

場面緘黙症の症状で苦労したこと&デメリットまとめ

少し前に場面緘黙症という病気に関する記事を執筆しました。

実は私…幼少時にこの病気で苦しんでいました。

だからこそ、この病気で苦しむ人を救いたい!!という思いは強いです。

一度書いて「はい、これで終わり!!」と終了するのではなく、
自らのエピソードなどを絡めつつ深く掘り下げていくことにします。

今回は場面緘黙症によって生じる数々のデメリットや、
私が場面緘黙症で苦しんだ出来事などを紹介していきます。

人間関係のデメリット

アズミ
アズミ
レムは小学生の時は学校で喋れなかったんだよな?
人間関係もかなり苦労したんじゃないのか?
レム
レム
苦労なんてもんじゃないよ。
喋れないことが原因で変人みたいになってたからね。

場面緘黙症で最も苦労するのは人間関係でしょう。

本来なら楽しいことであるお喋りが全くできなかったので、
はっきり言って「人生損した!!」と言いたくなるレベルです。

ここからは喋れないことが原因で生じるデメリットを紹介します。

友人ができにくい

まず、幼稚園や学校で喋れないので友人ができにくいです。

「1年生になったら~♪1年生になったら~♪友達100人できるかな♪」
なんて歌がありましたが、当時は絶対無理だろ…と思っていました。

小学校に入学したばかりの時に母親から「友達はできた?」と聞かれ、
「できたよ。」とあまり仲良くない子を友達だと言って嘘をついた挙句、
「明日、○○君と遊ぶ約束をしたんだ」と大嘘をかましてしまいます。

レム
レム
その子は今でいうショタっぽい男の子だったよ。
アズミ
アズミ
別にそんなこと聞いてないから。

引くに引けなくなり、その子のアパートに無理矢理遊びに行くものの、
場面緘黙症だから何も喋ることができずに終わるという有様でした。

彼からは「何で遊びに来たの?」「君と遊んでも面白くないね。」
…とドMプレイを受けて終わっていた気がします。(うろ覚えですが…)

しかも何回も彼の住んでいるアパートに遊びに行っていた記憶があります。

レム
レム
自分で言うのもなんだけど…
「世にも奇妙な物語」みたいだね。
アズミ
アズミ
ああ、これはドン引きされても仕方ないと思うぞ。

彼からは薄気味悪いヤツだと思われていたでしょうね。

休憩時間が過ごしにくい

場面緘黙症だと普通は楽しいはずの休憩時間も地獄と化す時があります。

基本的に仲のいい友人が遊んでくれることが多かったのですが、
彼が多人数で行うドッジボールなどに参加することがあったからです。

当時の私は…

・身体を動かすことが苦手だった
・他人に話しかけることができなかった

…という理由でドッジボールに参加することができませんでした。
(今でこそ多人数で行うスポーツの楽しさは理解しています。)

教室にいても良かったのですが、女子ばかりだったので気まずく、
学校内をうろうろして時間を潰していた記憶があります。

厄介なのは、妹が私と同じ小学校に通っていたことです。

妹にバレる危険性もあったので、苦労しました。

からかわれるリスクが高くなる

場面緘黙症は他人の前で意思表示をすることが難しいです。

・頷く
・首を横に振る
・ジェスチャーをする

言葉を発することが難しいので、このような方法で意思表示をします。

「はい」「いいえ」と答えるタイプの質問でないと意思表示ができないのです。

普通の子とは全く違う特異な意思表示の仕方ということもあり、
からかわれり、馬鹿にされたりすることが多くなります。

最悪の場合、イジメにまで発展するリスクも十分ありえます。

今でも悩んでいる子供たちは多いのではないでしょうか?

身近な人たちが場面緘黙症という病気をしっかり認知して、
子供たちをサポートしてあげることが必要だと思っています。

進路関係のデメリット

アズミ
アズミ
ほとんど小学生時代の話なんだな。
じゃあ中学生より後は大して苦労しなかったのか?
レム
レム
いや、むしろ成長するごとに厳しいことは増えたよ。
喋らないといけない場面も多くなっていくからね。

人はずっと子供ではありません。いつか大人になります。

成長するとともに自分を取り巻く環境も大きく変わっていきます。

子供の頃は場面緘黙症だから仕方ないと周りが守ってくれましたが、
大人になると基本的に守ってくれなくなってしまうのです。

そして「必ず喋らなくてはいけない場面」に出くわすことも多くなります。

そのため場面緘黙症が長期化するとかなり厄介です。

ここからは、大人になると生じてくる進路関係のデメリットを紹介します。

電話をかけるのに苦労する

大人になるにつれて、電話でコミュニケーションを取る機会も増えます。

小学生の時にたった一人で留守番をしていると、
急に知らない人から電話がかかってきました。

「えっ!?」みたいな言葉しか発することができずに終わりました。

それ以来、私は電話がトラウマになってしまいました。

場面緘黙症を完全に克服した後も電話に対する恐怖があったので、
電話をかけるのにかなり時間がかかった覚えがあります。

だけど、電話で聞こえるのは声だけで、自分の姿は一切見えません。

そう考えると、かなり気が楽になるのではないでしょうか?

実際に電話で話していると恐怖も薄れていくので、
症状を克服するための修行にはもってこいだと思います。

人と普通に話ができるようになりたい!!という方は、
まずは、電話で話すことから始めてみてはいかがでしょうか?

面接に苦労する

思春期以降は子供の頃と違い、面接を受ける機会も多くなります。

・高校や大学などの受験
・アルバイト
・就職活動

これらの過程では面接が実施されるケースが多いです。

超えなくてはいけないシチュエーションだと言えるでしょう。

面接といえば、普通の人でも緊張する光景です。

場面緘黙症にとっては地獄そのものでしょう。

中には集団面接という地獄のような面接もあります。

私は中学生の時に高校受験で集団面接を受けることになり、
物凄く緊張して身体の震えが止まらなかった覚えがあります。
(この頃になると場面緘黙症の症状もかなり改善されてはいたのですが…)

この経験によって面接に対して耐性がついたような気がします。

今となっては面接も人生のスパイスに感じるくらいです。

面接を受ければ受けるほど耐性もついていくので、
あえて面接の機会を増やしていくのもいいかと思います。

働くのに苦労する

場面緘黙症にとって最もハードルが高いのは働くことでしょう。

絶対に他人と話さないといけない場面がありますからね。

働くというのは、人生で避けては通ることのできないシチュエーションです。

生きていく上で、お金を稼ぐことは必須となりますからね。

場面緘黙症の人間にとって人生はとてつもなく厳しいとしか言いようがありません。

あえて会話が必須となる厳しい環境に身を置くことで、
場面緘黙症を徐々に克服していくことも可能でしょうけど、
やはり、ある程度は改善しておく必要がありますね。

ピンチはチャンスでもある

アズミ
アズミ
レムにとって最大のピンチって何だったんだ?
レム
レム
そんなのいっぱいあったよ。
危機的状況が次々とやってくる時期があったんだよ。
自分を変えていかないとダメなんだな…と悟ったね。

私が小学6年生になると次々とピンチが訪れました。

強制的に大きな声を出さないといけない状況を作り出されたのです。

給食委員会に選ばれて校内放送(献立の告知)をさせられたり…
クラスの演劇で鬼の役に選ばれて大きな声で台詞を言わされたり…
大きな声を出すことが必須となるスパルタ式の塾に入らされたり…

今思えば、「もうそろそろ人前で喋れるようになれよ!!」
…という天からのメッセージだったような気がします。

人前で大きな声を出す機会ができたことがきっかけで、
場面緘黙症の症状が徐々に緩和されていきました。

「絶対に声を出さなければいけない空間」に飛び込むことで、
他人の前で声を出すことに抵抗がなくなってきたのだと思います。

ピンチはチャンスに生まれ変わるのかもしれませんね。

まとめ

レム
レム
ボクが場面緘黙症のせいで苦労したことや、
場面緘黙症で生じるデメリットについて話したけど、
分かってもらえたかな?
アズミ
アズミ
ああ、かなりしんどい病気だけど、
克服できるチャンスもあるってことだな。

今回の記事をまとめるとこんな感じです。

・場面緘黙症だと人間関係で苦労する
・場面緘黙症だと生きるのに苦労する
・ピンチな状況を利用して克服することも可能

場面緘黙症だと他人と喋る機会が大幅に減ってしまいます。

私の時代は場面緘黙症という病気が認知されていなかったので、
「病気」ではなく、個人の「性格」だと捉えられていました。

だから完全に克服するまで時間がかかったのかもしれません。

早く気づけば、幼いうちに克服することも可能だと思います。

そして、周りの人たちも協力してあげてほしいです。

場面緘黙症の子たちに適した環境を作ってサポートしてあげることで、
自分の力で症状を克服しやすくなるような気がするのです。

POSTED COMMENT

  1. みー より:

    喋らないとダメな世界より、喋れなくてもいい世界のほうが絶対いいです。喋らないとダメだなんて絶対間違ってます。私も場面緘黙症ですが、それを克服するという名目で結局は場面緘黙症の人を「排除」しようと動く事に激しい怒りと違和感を覚えます。

    • レム より:

      >みーさん
      コメントを下さり、ありがとうございます。
      私は子供の時に場面緘黙症を発症していたのですが、
      幼稚園や学校で喋れないことをコンプレックスに感じていて、
      「人前で喋れるようになってやる!!」という思いが強かったです。
      昔は場面緘黙症という病気が全く認知されていなかったので、
      社会に対して助けを求めることができませんでした。
      そのせいか症状を克服するということに重点を置きすぎていました。
      現在苦しんでいる方の心境を考慮できていなかったのは反省致します。
      今後は場面緘黙症という病気が認知されていくかと思います。
      学校や会社などに場面緘黙症への理解が深まっていくことで、
      筆談やスマホの文字入力など喋らずに会話する方法も実践されて、
      「喋らなくてもいい世界」もできるのではないかなと思っています。
      克服が全てではなく、環境を整えることの大切さを実感させられました。
      貴重なご意見、ありがとうございました。

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