最近、HSPやHSCという単語をよく聞くようになったかと思います。
でも、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?
…というわけでHSPとHSCについて徹底解明していくことにします。
もくじ
HSPとHSCの違いとは?
HSPは「Highly Sensitive Person」の略で、
「とても敏感な人」のことを指しています。
HSCは「Highly Sensitive Child」の略で、
簡単にいえばHSPの子供バージョンです。
15歳まではHSCで、それより上の年齢はHSPとなります。
HSPとHSCの違いは大人と子供の違いということですね。
P=PeosonのP、C=ChildのCと覚えると分かりやすいでしょうね。
HSPやHSCの特徴とは?
HSPは病気と勘違いされがちですが、病気ではなく個人の気質です。
1996年にアメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念で、
生まれつき「敏感な感覚」や「優れた感受性」を持っている人のことを言います。
そして、HSPの人は以下の4種類の特性を持っていることを明らかにしています。
1.深く処理をする
2.過剰に刺激を受けやすい
3.全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
4.些細な刺激を察知する
この4つの項目のうち1つも当てはまっていない場合は、
HSPやHSCではないと考えておいた方がいいでしょうね。
4種類のHSPのタイプ
HSPを公表しているよ。
あまり「繊細さん」って感じはしないよな…
実はHSPだけでなくHSSという気質も存在し、
以下の4種類のタイプに分類されています。
・HSP:内向的で1人で静かにいられる環境が好き
・HSS:好奇心旺盛で何事にもチャレンジし、細かいことは気にしない
・HSS型HSP:刺激を求めるが、刺激に敏感で疲れたり傷つきやすい
・非HSS非HSP:内向的でもないが、好奇心もなく、淡々と物事をこなす
詳しい図解はこちらのサイトに載っていますので、参考にしてください。
HSS型HSPは「刺激に敏感だけど刺激を求めずにはいられない」
…という矛盾した性質を抱えているので、苦悩も多いのだそうです。
HSPってかなり複雑なんだな…と思い知らされました。
HSPの度合いを診断する方法
でも、自分がHSPかどうやって調べるんだ?
簡単にHSPの度合いを診断できる方法があります。
それは、HSP診断サイトを活用することです。
HSP診断サイト(質問数少なめ)
「自分がHSPなのかどうかを知りたい!!」
そんな時は、こちらのサイトで診断してみてはいかがでしょうか?
たった10問の質問に答えるだけでHSPの度合いが分かります。
時間をかけずに自分がHSPかどうかを診断したいのなら、
こちらのサイトで診断してみるといいでしょう。
HSP診断サイト(質問数多め)
こちらのサイトでもHSPの度合いを診断することができます。
48問と質問数はかなり多いですが、それだけ確実性は高くなるでしょう。
HSPの特徴を見て、ふとこのようなことを感じました。
少し気になるので、質問に答えていきましょう!!
1.ほかの人よりも、考えることに時間を使う
2.日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに、多くの労力を費やしている
3.新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ
4.すぐにインスピレーションを受けて、よいアイデアをたくさん思いつく
5.この世には耳で聞き、目で知るよりもたくさんのものがあると知っている
6.痛みを感じやすい
7.ほかの人には些細に思えることにさえ、打ちのめされてしまうことがある
8.毎日、1人でいる時間が必要だ
9.1人になって休憩する時間がないまま他人とずっと2、3時間以上も一緒にいなくてはならないと、疲れ果ててしまうことがよくある
10.緊迫した空気が流れていると、その場から離れたくなる
11.誰かの怒りを感じるとたとえ自分に向けられていなくとも、ストレスになる
12.ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる
13.不愉快な驚きや誤解を避けるために、いろいろと手を尽くす
14.創造力がある
15.時々、芸術作品を観ていて、喜びで胸がいっぱいになることがある
16.大量の情報や刺激にすぐに耐えられなくなってしまう(とくに一度に複数のことをしているときには、他の人と比べて、わずかな刺激でも反応しやすくなってしまう。たとえば、ネットで情報を検索しているときに話しかけられるのはストレスになる)
17.遊園地・ショッピングセンター・スポーツイベントといった非常に刺激の多いところに行くのが好きではない
18.テレビなどで暴力シーンを観ると、その後何日間も影響されてしまう
19.美しい音楽を聴くと、興奮する
20.動物や植物の状態を感知するのが得意
21.美しい自然を見ると、心のなかが歓喜の声でいっぱいになる
22.常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる
23.良心が痛んで後ろめたい気持ちになったり罪悪感を抱きやすい
24.仕事中に誰かに監督されていると、ストレスを感じる
25.真実が何かを見抜くのがうまく、ほかの人の欺瞞(ぎまん。人の目をごまかし、だますこと。)にもすぐ気づく
26.すぐにびっくりしてしまう
27.強いつながりを持ち、深く交流できる
28.ほかの人たちが不快に思わないような音も、ひどくイラ立たしく思えることがある
29.勘が良い
30.1人の時間を楽しめる
31.流れに任せて即座に行動することはめったになく、たいていの場合、よく考えてから動く
32.大きな音・強烈なにおい・鋭い光をひどく不快に思うことがある
33.ときどき、穏やかに落ち着いたところで休憩する必要がある
34.お腹が空いたり、寒いと感じたりしたとき、そのことがなかなか頭から離れない
35.涙もろい
36.事前準備なしに、新しい体験に飛び込むのが好きだ
37.相手の裏をかいて、自分の言い分を通せると、満足な気分になる
38.社交の場で疲れることはない(席を外して1人になって休憩をとることもなく、雰囲気がよければ、朝から晩まで楽しめる)
39.サバイバルなキャンプが好き
40.プレッシャーを感じながら働くのが好き
41.うまくいっていない人は、その人自身に責任がある場合が多いと思う
42.自分のまわりで何が起きていようと影響されることなく、エネルギッシュでいられる
43.パーティーでは、いつも自分は最後の方に帰る
44.心配しすぎることはめったになく、いつも冷静に対処できる
45.週末は、友人らと過ごすのが好きで、途中、輪から抜けて1人になる時間は特に必要ない
46.友人や知り合いが突然やってくるサプライズ訪問が大好きだ
47.あまり寝なくても大丈夫だ
48.花火や爆竹が好きだ
あれ…36問目以降から質問の雰囲気が変わってきていますね。
基本的に「はい」と答えることでHSPの度合いが上がっていくのですが、
36問目以降の質問は逆で「はい」と答えるとHSPの度合いが低くなります。
つまり、全て「はい」と答えていれば、HSPが確定するわけではないのです。
全ての質問に答えると、HSPの度合いが判明します。
— 診断結果 —
スコア:51
(-52~140)HSP度:【弱】
HSPではないと思わます。HSPの人たちに比べるとストレスの少ない生き方ができるかもしれません。敏感な人たちにとっては時にうらやましい能力です。ですが繊細さは誰もが持っています。傷つくこともあるでしょう。どんなタイプの人間であっても、自分のことを好きでいることが大切です。
はい、これで私がHSPである可能性は限りなく低くなりました。
実はHSPではなかったというね…
ただし、一つだけ注意してほしいポイントがあります。
それはこの診断テストでHSPだと判定されても、
100%HSPだとは限らないということです。
あくまでも目安程度にとどめておいた方がいいでしょうね。
まとめ
立派な気質ってことだな。
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
・HSPは病気ではなく個人の持つ気質である
・HSP=15歳以上の繊細さん、HSC=15歳以下の繊細さん
・HSS型HSPという行動力の高いタイプのHSPも存在する
・HSPを診断できるサイトがある(※過信は禁物)
診断テストで「繊細さは誰もが持っています」という言葉がありました。
だからあまり繊細じゃない人も常に繊細な心を想像して、
全ての人に寛容である世の中になるべきではないでしょうか。
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